ローマ

ご無沙汰しています。おかげさまで家族全員元気に過ごしています。夏の一大イベントはローマ旅行。夫の出張についていきました。とはいえ出発は別で、非日本語/英語地域に踏み入れるのは十年以上ぶり。極度の緊張状態で子連れ入国しましたが、初イタリア、永遠の都ローマにすっかり魅せられて帰ってきました。観光都市なので英語が大体通じるのもありがたかったです。2000年以上も前の遺跡、Foro Romano。カピトリーノの丘からは遠くにコロッセオも見えます。

コロッセオは大人気のため、人がいっぱい。暑さにやられた子供たちは終始不機嫌でしたが、私は大満足でした。毎日昼寝をして体力を保持し、涼しい夜に活動時間を充てるようにしていました。

子供たちのミドルネームは恐れ多くも女神ダイアナとジュリアス・シーザーにちなんだものなのです。それぞれ所縁のある何ものかに触れることができました。ボルゲーゼ美術館にあった絵画、右上にダイアナがいます。

Foro Julianoの近くに立つ銅像の後ろにこっそりけーが隠れています。

私にとってはBerniniの彫刻Apollo and Daphneが最大の出会いでした。きっと有名であろうBerniniですが、寡聞にして知らず。この彫刻にある背景のギリシャ神話すら知らない私でさえも引き付ける力に抗うことができませんでした。

少し故郷に似ているような気がして、もちろん歴史はもっと古いのですがまた是非訪れてみたいと思わさせるさすがの古都でした。塩野七生さんのご著書の数々、惣領冬実さんの漫画、マリオン・ジョーンズさんのご著書など、しばらくどっぷりとローマに浸っていました。ヨーロッパの密集具合も再認識しました。アメリカ、特に最西部のだだっ広いCAに住んでいるのとは違う感覚。もちろんLAでも人がたくさん込み合って生活していますが、その地に連綿と続く人類・文明の歴史の長短を感じた旅でもありました。