Ya家訪問

八千代町の某寺に嫁いだYaちゃんが二児目を出産したと聞いて、お顔を見に行きました。男の子ということを加味しても、とても硬くてしっかりした坊ちゃんでした。まだ、一ヶ月たってないとは思えない!長女のUちゃんとは約二年ぶりの再会で、あまりの大きさにびっくりでした。
Yaちゃんのお父さまは塗師でいらして、そのお仕事場も見学させていただきました。ちょうど坐忘斎お好みの佳辰棚を扱っておられるところでした。漆は湿気で乾くので、仕事場はかなり蒸して大変そうです。お茶をしていると申したところ、棗を例にお仕事のご説明してくださいました。口は和紙で補強し、下塗り、本塗をして一年がかりで仕上げられるとか。下塗りだけでも12回、とはびっくりしました。これに蒔絵螺鈿などを施すと棗一つ仕上げるのに大変な工程、大勢の方の技術が集結していることが分かります。
面白かったのは、漆塗りに向いているのは人間の髪の毛の筆、蒔絵はねずみのわき辺りの毛、というお話でした。