Arches National Park

ビジターセンターでのサイン

200ほどの認定されたアーチがあるという国立公園です。ばんばんアーチが見えるのかと期待していたのですが、なかなかアーチには遭遇しません。命の綱の水を大量に確保してから、まずはユタ州のシンボル的存在であるDelicate Archを目指します。あの丘の向こうにあるのです。

最初は調子の良かったすー。岩登りのようなものが大好きなのです。

道しるべのために、石が積んであります。

とにかく暑い上に靴が痛いと言い出すすーに手を焼きながらも、少ない日陰を見つけては休憩して、背中を押します。

もうすぐ丘の上。

しかし丘を越えてもまだまだです。


やっとやっと着きました!

アーチの中にぽつぽつぽつんといるのが、左からけー、私、すーです。

見上げたところ。こんなものが自然にできたなんて、一体どれほどの時間がかかったことでしょう。

しっぽがあるような雲の形が綺麗。

この崖の先を頑張ってよじ登ります。

また違ったアーチの中にデリケートアーチが見えて、アーチーズの気分が高まる瞬間。

広大な景色を見ながら、トレイルヘッドに帰ります。意外にもけーが頑張っていました。右手を挙げているのがけーです。「あかんたれ」返上かな?

結局三時間のトレイルとなりました。大人もぐったりするほどハードで、後で調べるとStrenuous Trails(三段階あるうちで一番骨の折れるトレイルの一つ)、と紹介されていました。次はこれも有名なBalanced Rock。落ちるのも時間の問題と思えるほどのおさまっているのが不思議です。

横の岩と元々はつながっていたことを思うと、今に至るまでの時間の長さを考えて、放心してしまいます。地底にあった塩湖が溶け出したこと、酸性雨が地層中のカルシウムを溶かしたことなどの結果、この周辺の景色ができあがったということでした。

国立公園の割りに狭いので(とはいっても東京二十三区の半分はあるそうですが)、車でざっと流して一旦撤退し、夕方出直します。すーが一番大好きだったSand Dune Archは、遠くから見ると岩の板の重なりです。

この岩の板の間に分け入ると・・・

日陰で涼しい砂場になっています。

アーチもこのとおり。

やっと調子を取り戻したすーです。

日暮れが近づいて、涼しくなってきました。

快適に歩けたSkyline Arch。米粒のような子供たちが走っています。

真っ暗の中、懐中電灯を使いたいすーと歩いたDouble Archは、なーんにも見えませんでしたが、女二人でてくてく歩くのも楽しいものでした。