ロードス島攻防記

ロードス島攻防記 (新潮文庫)

ロードス島攻防記 (新潮文庫)

コンスタンティノープルの陥落』の続編にあたります。時代は70年下り、コンスタンティノープルを落としたトルコのスルタン・マホメッド二世の曾孫であるスルタン・スレイマン一世が地中海にある楽園のような島ロードスを欲しがります。迎えるは、ヨーロッパの貴族の子弟のみが妻帯を許されず僧兵として機能した聖ヨハネ騎士団。手に汗を握る展開に飛行機の中で熟読しました。聖ヨハネ騎士団は紆余曲折を経て、現在でもローマに本部があるといいます。