ハリケーン・カトリナ・ファンドレイジング茶会

higashi pumpkin

初めてのアメリカでのお茶会は、薄茶二席と点心席の小寄(一席10名)、どうなることやらドキドキで参加させていただきました。
まずは受付で印刷された会記をいただき、待合でお白湯をいただきます。
一席目は8畳の茶室に点茶板で立礼。入って正面の床が素敵でした。床柱にかかっている花入は黒楽でも赤楽でもない独特の色、そこにちょっと下がるように生けられた白い実はカタカナの名前でしたので洋物なのでしょう、とても綺麗に映えていました。
お菓子は柿のかたちの生菓子、手作りでこれほど美味しい和菓子を作ることができるとは、初めて知りました。お茶は上林詰 千古の昔でした。
二席目はサプライズとあったとおり、半屋外にてアメリカならではハロウィーンの趣向でした。色紙の絵はJack-o'-Lantern、結界に魔女のほうき、茶箱はかぼちゃ、薄板はおばけが描かれた白い板といった具合です。ふくさを付けている方々は全員仮装で、お点前さんは黄門さま、お運びさんは幽霊やらアニーっぽい人やらさまざまで楽しい。写真はこの席で出たカボチャときのこのお干菓子です。
点心席は、お吸い物、炊込みごはん、焼魚、お野菜のたいたんやら何やら、昨日から準備されていたお心づくしをしっかり美味しくいただきました。最後は皆でお箸を落としてご挨拶。
日本でいう名残の時期とアメリカでのハローウィンをうまく組み合わせたお茶会で、いろいろと楽しく勉強させていただきました。お迎えくださった方々、一人で参加した私に親切にしてくださった同席の方々に感謝です。