京都賞記念講演会

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京都国際会館にて、昨年に引き続いての聴講です。先端技術部門で、液晶を用いた平面型表示装置の実現への先駆的貢献で受賞されたジョージ・H・ハイルマイヤー博士は、努力するほど幸福のチャンスが増えるというお母さまの教えを守り、他の誰よりも努力をしたこと、基礎科学部門で受賞された数理生態学者であるサイモン・アッシャー・レヴィン教授は、社会的な現実を見据え、京都議定書が採択されないのは地球村のそれぞれの社会がメリットを追求するからには当然で、難しいからこそ面白いのだ、と。思想芸術部門では、古楽演奏の確立に貢献されたというニコラウス・アーノンクール氏が受賞され、安定は美の犠牲の上にある、という発言が印象的でした。