奈良希愛 ピアノ・リサイタル

京都コンサートホールにてリサイタル。Kiaiさんのピアノ、素敵でした。羽毛のように優しく鍵盤に触れたり、とても激しく情熱的だったり、たった一台のピアノと一人の人間が、かくも多彩に表情豊かにその場を従えることができるのか、と感動しました。シューマンの花の曲作品19は軽やかで、同じくダヴィッド同盟舞曲集作品6では、たぶん第1部の主題が帰ってくるところと第2部の終盤が気に入りました。ベートヴェンのハンマークラヴィーア、圧倒されっぱなしでした。
ドレスも秋の京都に美しい竜田川が流れる趣向の第一部、ゴージャスな第二部とそれぞれ美しかったです。また、是非演奏を聴かせていただきたいと思います。