イチレツランパン破裂して

お言葉ですが…〈6〉イチレツランパン破裂して (文春文庫)

お言葉ですが…〈6〉イチレツランパン破裂して (文春文庫)

新幹線に乗るときは、必ず週刊文春とビールがお供だったことがあるほど、文春が好きだった私ですが、この「お言葉ですが・・・」シリーズは飛ばしていました。理屈っぽいし、林真理子のエッセイの方が楽しいわ、といったところです。今回ちょっと気が向いて手に取ったところ、やっぱり小難しくはありますが、異国に住み始めてから日本語に執着し始めたのか、なかなかに面白い。中国語との繋がり、方言のこと、戦時のことなど、調べに調べて原稿にして、それに対する読者からの反論、意見に真摯に応えているところ、好感を持ちました。