[てんらんかい] Lost in Border

Saitatsu-san

UCLA 芸術建築学科デザインメディア芸術専攻の修了展覧会に、さいたつさんの作品を見に行ってきました。
五つの展示物の中で最も双方向性の高い作品で、ヴィデオカメラ&プロジェクタとスクリーンとの間に入り込むことによって、スクリーンに変化が起こって面白い。ヴィデオカメラの入っている箱を叩くと、天井から五ヶ所に吊り下げられたスピーカーから反映した音も聞こえます。2001年春にN.Y.でMoMAを訪れた時に椅子に座る参加型現代アートに出会い、美術館の展示品にこういうのもありなのね!と目を開かされてから、作品に自分が関わることができるとなるとわくわくするのです。確か2004年に京都国立近代美術館MoMA展があったときも、<作品のキャンディをご自由にお取りください>という展示があって、どきどきしながらもらって帰ったことなんかも思い出しました。閑話休題、かわしまさんという方の「写し絵」アートも日本の四季を表現していて郷愁をそそられました。特に大文字の場面なんて感動。
ここ二日は徹夜だったというさいたつさん、お疲れさまでした。お心遣いもありがとうございました。製作者の意図とは全く異なる方向性で楽しんでしまったかもしれないけれど、ご容赦くださいね。写真は作品と中央にさいたつさん、左にいるのはお馴染みのpropellaさんです。