[おちゃ] 利休忌

rikyuki

陰暦2月28日は、茶の湯の太祖 千宗易利休居士の命日です。秀吉公に切腹を命じられた話はあまりにも有名ですね。
毎年、お家元では三月の下旬に利休忌を営まれますが、こちらの支部では本日、お床に利休居士の姿が描かれたお軸と菜の花が生けられたお席で、花寄之式とお供茶がありました。大きな折据で「菖蒲」、「松」、「菊」などの札を取り回し、次々に茶花を生けていくという花寄之式、初めて拝見しました。オダマキ、シュウカイドウ、紫蘭などとりどりの花が美しく奉げられた後、お供茶。当支部の礎を築き50余年に渡り育て上げ、大宗匠の半東を務めたこともあられるM先生の花寄の解説とお供茶での貫禄のお正客姿に感服し、舞台に立たれた教授クラスの先生方の層の厚さに、茶道人口の多さを実感しました。
時間に恵まれている今日この頃ですので、このような行事にも参加でき、本当に夫に感謝の気持ちでいっぱいです。