The Huntington Library, Art Collections, and Botanical Garden

ドイツから出張中のBがグーテンベルグの42行聖書を見たいというので、Huntington Libraryで待ち合わせ。図書館は以下の三部構成でもちろんSECTION Ⅰに展示してあります。

  • SECTION Ⅰ European Beginnings: The Widening World of Books and Readers
  • SECTION Ⅱ Seeking Identity and Meaning: British and American Literature
  • SECTION Ⅲ Created Equal: Inventing the American Republic

SECTION Ⅱではまだ読まぬソーローの『ワールデン森の生活』の自筆原稿や17歳のワシントンによる書付、南北戦争時の資料などもあり、興味深く見て廻りました。
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絵画館はパスして、ジャングルエリアとすり鉢状の日本庭園を散策。映画『メモワールオブゲイシャ』のロケ地でもある後者は、設計者が日本庭園の写真を見てデザインしたといわれており、だから本当の日本庭園ではないのよ、とBに説明したら、それはきっとジャングルも同じことだよね。と返されました。そうはいっても、ここにも書いたとおり、広々と気持ちのよい25万坪の土地にいろんな趣向の庭園を拵えて、膨大なコレクションを集めて保存公開するとはアメリカの大富豪の底力を改めて感じた午後でした。
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ちなみに火薬・羅針盤と並びルネサンス三大発明と言われる活版印刷ですが、アジアではそれに先駆けて印刷をしていたそうです。ウィキペディアさんによると世界最古の木版印刷正倉院に保管されているだとか。