ハリウッドでの先行上映に行ってきました。夫がここに上手にまとめている以外に感じたのは、日本人の意識の大きな変化です。天皇陛下の御為に、という思考は、少なくとも戦後四半世紀を経て生を受け、教育を受けた私には全くないものです。この作品の対となる”Flags of Our Fathers”で描かれる米国での状況や考え方、暮らしぶりなどは、現在のこの国とそうかけ離れたものではなく、戦争の勝敗が及ぼす影響を考えさせられました。もちろん、戦争それ自体が起こらなくなるのが最良なのは間違いありません。また俳優は、品格ある主演の渡辺謙はもちろんのこと、鬼の谷田大尉役である坂東工にも注目です。
