Walden Pond

Jとギリシャ風なZoe’sでブランチ後、ぶらぶら散歩しているうちに、急遽Walden Pondへ連れて行ってくれることになりました。今日は郊外へ行くには絶好の日和と彼が断言したとおり、木々の隙間から見える湖面がキラキラと光り、柔らかい新緑が芽吹いています。ここに一人で小さな小屋を建て二年少々生活したHenry David Thoreauの著作’ Walden: or, the Life in the Wood’を母から教えられ、日本語訳の最初の二三行だけ読んだことがあったのでした。跡地には小屋の大きさを囲んだ低い石柱が並んでいるのみの小さな小さな敷地です。本を記した1854年当時はあまり見向きもされなかったそうですが、この日は沢山の老若男女が思い思いに散歩したり、泳いだり、甲羅干しをしたり。調べると、ソーローは奴隷制やメキシコ戦争反対の意思表示のための税金支払いを拒み投獄されたことがあり、この様子からガンジーやキング牧師にも影響を与えた人なのだそうです。他にもJFKやトルストイ、イェーツ、私の好きなフランク･ロイド･ライトなど多くの人びとが何らかの影響を受けているとかで、知らないうちに私も彼の影響を受けていたのかもしれません。