2008-06-09 生物と無生物のあいだ ほん 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1,487回この商品を含むブログ (1107件) を見るどうして人間は、海岸で見つけた貝殻と硝子片を見て、一方を生物、もう一方をそうでないもの、と瞬時に見分けることが出来るのでしょうか。「内部の内部は外部である」という細胞内タンパク質の交通に関する章をはじめ、とてつもなく難解なことを随分噛み砕き、私のような者にもなんとなく理解したように思わせるほど、説明が上手。またノーベル賞級の研究をする人々の光景や、ニューヨーク、ボストン、カリフォルニア、そして京都など縁ある土地が出てくるのも、楽しいものでした。おかげさまで、Tさんの研究しているタンパク質の折りたたみは、アミノ酸のことなんだー、とも分かり、ちょっぴり親近感。