ロッシーニ・オペラ・フェスティバル 「マホメット二世」

マホメット二世

Bunkamuraオーチャードホールでの公演、素晴らしかったです。最高に盛り上がり、カーテンコールからしばらく拍手が鳴り止みませんでした。母の友人ということで、前日に昼食をご一緒したソプラノのMarina Rebekaは、心配りの細やかな非常に魅力的な女性です。会ったときは少し不調を訴えていたので、一幕目では何だかひやひやして見ていましたが、二幕目は物語に引き込まれ、マリーナではなく劇中のヒロイン・アンナに寄り添う気持ちで幕切れを迎え、自然と目が潤みました。豊かな声量のHadar Halevy(メゾ・ソプラノ)とFrancesco Meli(テノール)との三重奏が美しかった。80歳とは思えないAlberto Zeddaの体力にも脱帽でした。すーを預かってくださったみゆさん、みさちゃん、やまちゃんさん、本当にありがとうございました。おかげさまで感動のオペラを楽しめましたし、久しぶりに母親ではなく一人の女性として町を歩き、背筋が伸びる思いでした。