膿を出す3

あの痛みを再び経験するのか、と想像するたびに震えそうになりながら行った割には、簡単な処置で終わり、ほっとしました。二番目の抗生物質が効いたのか、一晩カイロを当てて寝たのが効を奏したのか、膿はもうないようで、伴って痛みを伴う内部の消毒がなかったのです。お医者さまが患部の周辺を揉んでも、痒みさえありませんでした。とはいえ、前回苦痛だったガーゼの細い布を押し込むときは、血の気が引く思い。痛み止めを飲んだ成果か耐えられる程度のものでした。看護婦さんにもお医者さまにも、前回とても痛かったのでとても緊張している、といったところで、「痛み止めは飲んできたの?」「はい」で会話が終了し、麻酔のまの字も出ませんでした。アメリカ人の友人も、麻酔なしで背中の何かを取られたことがあってとても痛かった、と言っていましたし、なんだかなあ。さて、包帯も取れて明らかに回復基調です。甘いもの解禁。二日後にまた行きます。