William S. Hart Ranch and Museum

物見の塔のようなものは何に使っていた

車を北に三十分ほど走らせたNewhallという町にある公立の公園は、無声映画時代の西部劇映画の監督であり脚本も書き、かつ主役も務めたという方の持ち物でした。米国には本当に元私邸という博物館が多いと感心します。さて、車を降り藁の匂いに包まれながら小高い丘を十五分ほど登ると、元屋敷である博物館に到着。三十分毎に行われる無料ツアーに参加します。建物の外見は西洋風ながら、梁に施された模様や籠などの調度品にアメリカ先住民の息吹を感じます。こういう趣向は今まで見たことがなく、好感度大。説明してくれた渋いおじ(い)さんは西部劇風の扮装で、こちらも中々の雰囲気でした。麓には在りし日の主がリンドバーグなどの友人と遊んだ小屋も公開されており、時代を感じます。
なお、このNewhallという町はかなりメキシカンが多いようで、昼食をとろうと入った小さなダウンタウンのJazmin’s Restaurantは、英語スペイン語が混在するメニューでした。揚げたてのトルティーヤチップスも、興味半分で頼んだら煮豆入りだったメキシカンサンドウィッチも、美味しかったです。