大好きなNYへ

季節感の希薄なLAから飛んだせいか、色づいた葉や枝ばかりとなった木々が目立つ町並みがいかにも秋らしいものでした。
朝LAを出て夕方に着いた初日は、Lower Manhattanにある夫の友人宅に落ち着きました。自由の女神を遠くに見ながらハドソンリバー沿いを散歩し、近所のレストランで食事をし、忘れたこまごました物の買出しで終了。
二日目と三日目はNY初めてのYoくんの希望でも自由の女神〜エリス島〜WTC Site〜エンパイアステートビルというコース。エリス島の博物館が興味深いものでした。WTC Siteも着々と工事が進んでいました。悪天候の中、エンパイアステートビルは小雨交じりの強風にびゅーびゅーとさらされ、十分に景色を楽しむことはできませんでしたが、まあそれもまたよし。その後寄ったMacy’sでは木製のエスカレーターに遭遇しました。いつ作られたものなのかちゃんと動いています！ここでミッドタウンのホテルに移り、四日目以降に備えます。

後半は自然史博物館とメトロポリタン美術館をめぐりました。どちらも充実の内容で一日ではとても回りきれません。Yoくんは恐竜の展示などが盛りだくさんの前者に夢中。私はメトロポリタンの方が好き。常設展のエジプトの再現展示が格好良く、また特別展のうち見た二つもさすが全米一とも言われる美術館ならでは。The Art of Samurai展は日本から動かした質量の高さと労力をしのばせましたし、フェルメール展は現存する36点のうち5点を展示してあるだけあり、観客でごった返していました。LAでは考えられないことです。

NY最後の夜はタイムズスクエア見学でした。電飾がきらきら、音楽が鳴り響き、そぞろ歩く人ひとひと。
NY在の従姉と三歳になった半従弟にも会えました。すーも年上のはとこと楽しそう。駐在で来ている学生時代の友人家族のお家を訪問したのも楽しかったです。少し郊外だったので、メトロノースという電車に乗っていったのも小旅行気分でした。
子連れだったのでファンシーな食事はできなかったけれど、Udon Westという讃岐うどん店やNYで有名なピザ屋の一店、100年の歴史を持つリトルイタリーのLombardi’sはよかったです。次回はタイムズスクエアのViragil’sを試したいなあ。一時間待ちと言われてあきらめたのでした。
飛行機は往復とも窓側と通路側のみ取っておき、真ん中席に人が来ないことを祈る、というパターンでした。願いがつうじ、どちらも三人席を座れて、すーものびのび寝ていました。といったも一時間ほどだけ。あとはおもちゃで遊ぶか、絵本を読むか、塗り絵をするか、食べるか、散歩をするか、といった具合で目がかたい子です。
宿泊は57丁目と6thの角の居住タイプのホテル。もともと古いアパートメントだったのを改装したらしく、くつろげました。キッチンもついていたのにそれを十分活用できなかったのが心残り。飛行機も宿泊もマイル放出でした。
マンハッタンは、本当にいろいろなものが凝縮されていて、相変わらずパワーに満ち溢れた都会でした。地下鉄とバスを活用し、歩き回れば街の息吹を感じられます。Lombardi’sで珍しくすーの機嫌が悪いとき、二人でSOHOを散歩したのですが、ウィンドウショッピングだけでも楽しかった。店が軒を連ねているのもモールに慣れた私には新鮮でした。

二人目が生まれる身軽なときに、しかも寒くなる前に家族でNYに行きたい、という願いを叶えてくれたYo君に感謝です。