Hawai’I Island : Volcanoes National Park

LivingRoom@Downstairs

非常に更新が遅れていますがもう少しお付き合いくださいませ。私たちが泊まったのはThe Chalet Kilauea CollectionのうちVolcano Haleという棟でした。Haleとはハワイ語で家という意味だそうです。多分5-6室のベッドルームに対して、共用のバスルームは二つなので、朝は四部屋の住人十名ほどが一つのバスルームを取り合うことになり、大変なことになっていました。私たち子供連れは「早起きは三門の徳」でした。一方で、観光コースの情報交換などもできて、アットホームな雰囲気を楽しみました。朝食もお勧め。池を眺めながらのコンチネンタルは、ハワイの甘いパンやフレッシュフルーツ、トロピカルジュース、地元コナコーヒーやHarney and Sonsの紅茶など、簡単ですが心の配られたもので気持ちよくいただきました。

今日は国立公園内を海まで続くChain of Craters Roadを辿ります。あちこちにトレイルがあるのですが、5時間コースやお泊りコースなどハードなものばかりなので、車で行きます。どこもかしこも溶岩だらけです。これはPu’u Huluhulu(プウフルフル)。

ばったが生息しています。溶岩の間から次々と緑の芽が出していて、その生命力に驚きます。

生憎また雨に降られましたが、雲の中を海に抜けると青空でした。

Pu’u Loa Petroglyphsです。どれくらい昔か分かりませんが、ハワイ人が溶岩に絵を刻み込んだ聖地だそうです。2kmほど歩いたでしょうか。

ドライブの折り返し地点には、美しい岩のアーチがありました。青い海の中、海がめが気持ち良さそうにぷかぷか浮かんでいました。

昼食はVolcano VillageのCafé Ohi’aで暖かいポルトガル風スープをいただきました。この辺の食事は(ファンシーなものは食べていませんが)、全部口に合い、外れがありません。
島を南回りでKona方面へ帰ろうと思っていたのですが、ワイルドファイアのため唯一の幹線道路が通行止めとなっているとのこと、北周りで帰ることにしました。その途上というかその方面の国立公園の東の私有地に、溶岩が海に流れ込んでいるのを見られる場所があるかもしれない、という情報を掴んで、Kalapanaという地域まで出張りました。ここでは結局海辺までは到達できなかったのですが、火山と共生する地元の方の声を聞ける良い機会になりました。セキュリティのおじさんは、この近所の溶岩の上に家を経てて暮らしているのです。写真では遠くに見えますが、結構近いです。

この島の溶岩はシリコンを多く含む非常に質のよいものであるために、流れが非常にゆっくりで、それ故近くで溶岩を観察することができるのですが、溶岩が近くまで流れてきても住み続けた人の話や(最後は買い物に行っている間に家が流されてしまった)、溶岩にのまれなかった山手の家の人は、今は溶岩ツアーを主催していることなど。夜の溶岩ツアーは5,6時間トレッキングして、流れている溶岩を見に行くらしいです。万事体力勝負ですね。

再びヒロを経由して北上し、ワイメア経由でコナより南のケアウホウのホテルへ帰ってきました。活動的に過ごしたのはここまで、後半はのんびりします。