Hawai'i Island: Akaka Falls and the Volcanoes

石造りの鳥居です

昨晩泊まったHiloという町、そしてその周辺は多分に日本の香りのするところでした。久しぶりに見た鳥居は、1976年に独立記念日200周年をお祝いするロックガーデンの入り口でしたし、幹線道路からは日本のような仏式のお墓がたくさん並んでいる墓地も見えました。ちょっと異空間な気持ちになります。
今日は、Hiloの北に位置するAkaka Fallsから始まります。州立公園になっていて、滝に向かうループ状の道はちょっとした熱帯雨林でした。

湿度の低いLAに住んでいるとこういう光景も珍しい。


こじんまりとした滝は飛沫が変幻自在で見飽きません。内心「華厳の滝とは違うなあ」と思っていたら、Yoくんが「華厳の滝は、人口の滝だから綺麗に落ちるんだよね」と一言。この人は妻の心をいつもこのように読んでいるのでしょうか。ただし、華厳の滝は人口ではなく、上流の中禅寺ダムの水量調整によって、滝の侵食を防ぐ手だてとなっているようです。

次はマウナケアに続く目玉であるHawai’I Volcanoes National Parkへ向かいます。一旦Hiloに戻りそのまま11を南西へ進みます。Kilauea Visitor Centerで教えてもらったお勧めスポットから、まずはJaggar Museumへ。火山についての一般的な展示があり、空気やガスの混入率が高いごつごつした滑らかな溶岩を’a’a(ア、ア)、そうではない滑らかな溶岩をpahoehoe(パホエホエ)と呼ぶことなどを学習します。日本人ガイドさんが「試験に出ますよ!」と言っていたので、覚えなくちゃ。ここハワイ島では久しぶりに沢山の日本人観光客を見ました。最近アジア人と見ると中国人や韓国人ばかりだったので、何だか新鮮でした。Halema’uma’u Crater(ハレマウマウ火口)からは煙が上がっています。

一旦、今日の宿にチェックインするために公園を出ました。Volcano Villageは国立公園から3マイルほどのところにあり、宿泊施設やレストラン、郵便局、小さなグローサリーストアなどが点在しています。Chalet Kilaueaは家族経営で何軒かの家を買い取り、それぞれのベッドルームを貸しています。お友達のおうちに泊まりに来たようなアットホームな感じです。

荷物を置いてまた公園に引き返します。Thurston Lava Tube(サーストン溶岩トンネル)はラピュタの世界のようでした。すーも私もここが気に入って、翌日再訪したくらいです。

駐車場からトンネルまでしばらく歩く間、レンジャーのお兄さんがジュラシックパークと称した熱帯雨林があり、すーとけーはそこに分け入って小さな探検隊になっていました。(確か映画のジュラシックパークはハワイの島々でロケしているはずで、カウアイ島の植物園もその一つだ、と訪ねたときに聞いた記憶があります)。

せっかくなので、もう一つDevastation Trailに挑戦。Devastationとは徹底的な破壊、荒廃という意味ですが、最初は緑の潅木の中歩き出したのが、突如として草も生えない荒れ野へ変貌するトレイルです。片道たった0.5マイル(800メートル)の間に劇的に景色が変化するのが見もの。果敢にもPu’u Pua’i(プウプアイ噴石丘)によじ登っている若い男性もいました。写真ではわかりませんが、結構な傾斜です。けーが往路、最後に力を振り絞って、泣きながら「ぼく、あるく」と歩きとおした頑張りが印象的でした。

他の宿泊客が出払っている中、早めの晩御飯をKiawe Kitchenからのピザとグリルした野菜、そしてビールでいただきます。共用のキッチン、リビング、ダイニングは広々していて、調度品もごちゃ混ぜながらしっかりしています。お皿やカトラリーなどいろいろな道具も充実していてほっと一息つきました。
腹ごしらえの後はもう一度Jaggar Museumへ向かいます。夜には溶岩の色が見えるということでしたが、このとおり、しっかり橙色が見えました。

子どもたちは今日も撃沈、残念なことに車中でグーグー寝ていました。これも宿題です。