義務教育が始まって三週間が経ちました。

教室への寄付のお願い

アメリカでは日本でいう年長から義務教育が始まります。学区によって年間予定は様々ですが、居住している地区では8月12日(月)にオリエンテーションがあり、翌日が始業です。
オリエンテーションは校長先生の司会で、学校への歓迎の辞と担任の先生方、保護者会代表など関係者の紹介、持ち物や送迎時駐車の注意事項といった感じで、プリスクールの行事や卒園式と同様、カジュアルです。ヒューヒューとかイエイなどの掛け声が、保護者から合いの手で入ります。日本の入学式とは異なり、厳粛とはかけ離れた雰囲気。遠くへ来てしまった、とこういう時に思います。
始業日には発表されたクラスへ親が連れていき、しばらく一緒に過ごした後さようなら。ここはYoくんが担当、私はけーと彼のプリスクール初日の準備をしていました。物怖じしないすーは、良い先生に担任してもらったこともあり、キンダー生活をスタートしました。良かった。親の私の方がドキドキしていたと思います。
すーの学校では、毎朝親が一緒に15分ほど読書をすることになっていて、もちろん、Yo君の担当です。プリスクールと比べると朝が一時間早い8時からなので、けーがなかなか起きられませんが、早起きできた日はついていきます。
迎えは2時22分という中途半端な設定ですが、周りの学校でも同様に38分とか9分とかが当たり前です。火曜日だけが一時間早く終わります。すーの希望で歩いて迎えに行っていますが、これが私の運動になります。けーが在宅の時や暑いときはこのかぎりではありませんが、往復30分弱は丁度良い貴重な時間となりそうです。

公立ですが寄付などの外部資金を導入している学校なので、いろいろとおもしろい授業が受けられるのがありがたいところです。Psycomotorという体を動かす時間、アート、コンピュータラボ、サイエンスラボ、年度の後半にはバイオリンのクラスも始まるようで、楽しみにしています。
学校の運営側は、全米規模でのテストスコアで学校の点数が出る上に、民間機関が査定して逐次ウェブサイトで評価が更新される中、どのように外部評価を上げていくのか、公立といえども安閑としていられない厳しい競争社会に晒されているようです。すーの学校は、つい最近ある外部評価で10点中10点の満点を取った、と友人に教えられましたから、生徒や親に求められるものも多そうです。
すーが待ち望んでいる宿題は、学校に慣れるまで何週間かはないそうで、彼女は手ぐすね引いて待っています。キンダーの生活に慣れないで泣いてしまう子もそこそこいるようですから、まずは新しい環境に慣れてもらいたいということなのでしょう。この辺の考えは、同じロサンゼルス学区でも幅があるようで、さっそく宿題があるところなど様々なようです。これは学校から出された自主課題をしているところ。

ともあれ、すーの義務教育生活が順調に幕を開けたことに安堵しています。周りで、学校での問題などの話を聞いていると、いつ何が起こるか心構えだけはしておかなくてはなりませんが…。けーも無事に新しいトンボ組でフルディ(9時―3時)を週三日という生活を順調にスタートしています。こちらは主担任の先生がすーの時と同じなので安心です。顔の絵を頼んだら、上がおとうさん、下がおかあさん、と描いてくれました。私の鼻が大きくずれているのはお愛嬌。

私自身の時間も昨年度に比べると倍増の週十四時間となり余裕が出てきましたから、使い方を考えたいところです。お茶のお稽古にもかなり行けるようになりますし、有効に活用していきたいと思います。