レパントの海戦

レパントの海戦 (新潮文庫)

レパントの海戦 (新潮文庫)

コンスタンティノープルの陥落』にはじまる三部作の最終話です。時代は16世紀後半、ガレー船による最後の原始的な海戦であったこと、トルコの勢いをそいだという意味で歴史の転換点であったこと、という二点よりドラマが書き込まれています。そこに巧みな人間描写が加わり、本当に一気に読みきりました。