棚有初炭

Quincy

アメリカでの初稽古でした。お炉も久しぶりなら、お炭もずいぶん久しぶりであんまり覚えておらず、先生のおっしゃるとおりに手順を踏むということでしたが、とても楽しかったです。練香は坐忘斎お好みの坐雲。
後は他の方のお客役です。十三代圓能斎お好み「つぼつぼ棚」の飾り方、勉強になりました。長方形四本柱、三方のつぼつぼのすかしがある腰板のうち正面左に柄杓をうつ伏せに、その横水指手前に蓋置を飾ります。水をつぐときは柄杓の柄を右左と扱い、右手で蓋置を柄の下に移動させて水指を全出し。
今日はクリスマスにちなんだ趣向をお考えだったようで、クロスの香合、お軸は「神光照天地」その下に五線譜で‘きよしこの夜’の一部の音符が並んでいました。蓋置の三閑人の一人はサンタクロース、彼は二碗のお茶碗でも大活躍でした。主菓子はパウンドケーキ、干菓子にはもみの木や橇やソックスのクッキーを用意されていて、うきうきする気分満載でした。お菓子は結局、日本からの帰国組のお土産(虎屋のおもかげと伊織さんの干菓子)が取って代わってしまいました。