Apple Hill Concert

午後は、Al&Boのお家での”Apple Hill Center for Chamber Music” に行ってきました。Apple Hillは、中東などで平和のために、ピアニストのEric Stumacher を中心に活動を行っている室内楽の演奏団体です。いつか新聞記事で紹介されていた、投石を行っていた少年がバイオリンを手にした、というエピソードは、彼らの活動内容を象徴しているように思います。
五メートルと離れない近さで始まったコンサートは圧巻でした。ピアノ、バイオリン、ビオラ、チェロの四人が心を合わせて、美しい音楽を紡いでいるところを目の当たりにして、非常な感動。モーツァルト、ベートーベンに続く三曲目だけが現代曲でした。Apple Hill のために作曲されたそうで、不協和音すれすれのところで音楽になっている独特なものでした。曲目は次のとおりです。
Piano Quartet in E-Flat Major; Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
Strings Trio in C minor, op. 9, #3; Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Adumbrations of the Peacock (Premiere); Vache Sharafyan (b. 1966)
Piano Quartet in E-flat Major, or. 47; Robert Schumann(1810-1856)
写真は二階のLibraryから見たAlの音楽室の様子。背景のパイプオルガンの製作者の方がピアノの譜面係という贅沢さでした。昨夏訪れたニューハンプシャー州にある拠点については、こちら