今期最後のお炉

iris

名残のお炉、旅箪笥で続き薄茶をいたしました。日々の稽古は茶事の割り稽古ということをわかっていながらも、なかなかそこに思いが至らぬことが多々ある身です。お濃茶を練って後炭省略、おざぶ、煙草盆、お菓子を運び、薄茶を点てる、という手順だけでない大きな流れを何とか体の中に残しておきたいものだ、と思います。来週から、アメリカで初めて風炉の季節を迎えます。
写真は見ごろの菖蒲。