Chicago散策3

フラミンゴ

学生時代のバイト先でお世話になったToさんは、在シカゴ10年。雨模様なので、まずは後述のThe Art Institute of Chicagoをさらっと見てから、Loop内を案内してくださいました。シカゴの町は基本的に碁盤の目でわかりやすく、美術館から西に進むとまず目に飛び込むのが、Mies設計のビルを背景に存在を主張するAlexander Calderの巨大彫刻Red Flamingo。
その北のMarquette Buildingの古典的な外観を激写していると、通りがかりの方がToさんにロビーにはティファニーの装飾がある、と教えてくださり、早速中に入りました。見上げると六角形の壁面に見事なモザイクが施されており、1675年頃にイエズス会の修道士であり探検家であるJacques Marquetteとインディアンたちとの交歓が描かれていました。更に北上するとなだらかな曲線が美しいJPMorgan Chaseのビル。

その前には、Marc Chagall原画のThe Four Seasonsというこれもモザイク。巨大な板の四方全てを埋め尽くすモザイクは、微妙な色彩を見事に表現してます。

Toさんのご主人Jiの勤務先もこのエリアということでご挨拶に伺い、教えていただいたビルを訪ねて今度は南へ。重厚な外観を確認して中に入ると、何と私が訪ねたいと思っていたThe Rookeryでした。ここはロビーをFrank Lloyd Wrightが改装デザインしているのです。いかにも、という美しい幾何学模様にため息をつきました。