Frank Lloyd Wright Home and Studio

frank lloyd wright side

昨日に引き続きToさんと、Chicago Loopから電車で西へ30-40分のOak Parkというこじんまりとした町を訪ねました。ここはFrank Lloyd Wrightが1889年から1909年まで暮らした場所なのです。最初の妻との新居兼スタジオを6人の子供が生まれるにつれて、どんどん独創的実験的に改装した建物のツアーに参加しました。

一歩入るとリビングには広重の浮世絵が飾られていて、早速ライトの日本趣味を垣間見ることができます。できるだけ当時の内装に近づけてある分、保存の関係上、椅子などへは座ることができません。食堂の透かし柄天井は今はグラスファイバーですが、元々は和紙を使っていたとか、主寝室のベッドには朝顔の帯があしらってあったり、随分と日本の影響を受けているようで、説明を聞いていて誇らしい気持ちになりました。非常に強引だなあと印象的だったのは、室内配置へのこだわりから、スタンドピアノを壁をぶち抜いて、階段に突き出しているのを見たときですね。思わず吹き出しそうになりました。内部は撮影禁止なのが大変残念でした。
近所には彼の設計または改装した家が30軒ほど建っていて、降り出した雨の中、地図を片手に捜し歩きます。大体は個人の持ち家なので外観のみを見学します。なんとスタジオの並びの家には<売り家>のサインが出ていましたよ。左の写真の感じがお気に召した方、どなたかいかがでしょうか。私が一番好きだったのは、広々としたプレイリー様式のもの。

おまけはOak Parkをパレードしていた豚さんたちです。