てんらんかい

  SAMURAI展@LACMA

LACMAで開催中の特別展 “Samurai: Japanese Armor from the Ann and Gabriel Barbier-Muller Collection” が予想以上に良かったです。赤で統一された部屋の中はこれでもかと12世紀から19世紀にかけての武具や甲冑だらけで、規模はそれほどでもないかもしれな…

 Stanley Kubrick@LACMA

LACMA(ロサンゼルス群立博物館)でのスタンリー・キューブリック展へ行って来ました。私が日本から持ってきた二枚のDVDの中の一枚が、「2001年宇宙の旅」なのです。キューブリック監督の大ファンというわけでもないのですが、やはりこのソファの展示には鷲づ…

  LA Art Show

Yoくんがいただいたチケットで、LA Art Showへ行って来ました。副題のHistoric Modern Contemporaryって適当すぎる、一体何なの?と思っていたら、正にそのような内容でした。国内外の画廊が出展している即売会なので、何でもあり!なのです。いただいたチケ…

 人工画家 静7号

知人の個展を訪ねて京橋まで。懐かしい方々にも会えて嬉しかったです。 http://www2.kb2-unet.ocn.ne.jp/ask/2012/mukaiyama.htm

 Dino Hall, Natural History Museum

ボランティアの帰りに自然史博物館へ寄りました。夏にオープンしたDino Hallはタッチパネル式の説明板で、すーは化石を見にきたというよりは、タッチパネルで遊んでいたというほうが正しいほどののめりこみようでした。好き勝手に触ってドラッグしたり、私が…

  LACMA : California Design and Monet / Lichtenstein

今回のLACMA(ロサンゼルス州立美術館)訪問は盛りだくさんでした。まず、California Design, 1930-1965: “Living in a Modern Way”から。これはこの秋Getty Centerが中心となって南カリフォルニアで展開しているPacific Standard Time : Art in LA 1945-198…

  ‘Tim Burton’ at LACMA

ロサンゼルス郡美術館で開催中のティム・バートン展へ行ってきました。入ってすぐに書かれていたのが、彼が隣町バーバンクの出身とのこと。あの町に住んでいたのか〜と何やら少し親近感が沸きます。さて、何とも不思議なイラストがぎっしりの会場には、バッ…

  The New Dino Hall

ダウンタウンのロサンゼルス郡自然史博物館に新しくできた恐竜館を訪ねました。七月にオープンしてから一ヶ月以上経っていても、まだ時間制を取っているおかげでのんびりゆっくり観られました。目玉はティラノザウルスの化石が三頭、その内一頭は子供です。…

  Houdini: Art and Magic

今まで何度か紹介しているSkirball Cultural CenterはGetty Centerから少し北の405沿いにあるユダヤ系博物館です。ここの常設展であるNoah’s Arkはいつ行っても素晴らしい。二時間限定ですが、細かい仕掛けがたくさんあり思う存分遊べます。室内ながらアスレ…

 Butterfly Pavilion 2011

ダウンタウンのエクスポジションパーク内Natural History Museumの別館で蝶の展示が始まりました。網が張られた庭の中を沢山の蝶々が飛び交っていて壮観です。人に慣れていて写真のように手に止まったり、肩に止まったり、間近でいろいろな種類の華やかな蝶…

 第62回正倉院展

奈良国立博物館で開催中の正倉院展は、素晴らしかったです。アメリカの博物館ではシルクロードの終着点は中国だという表記を目にしますが、正倉院のことはもっと知られて良いと思います。特に十九年ぶりに公開された今回の目玉たる螺鈿紫檀五絃琵琶(らでん…

  “これも自分と認めざるをえない”展 佐藤雅彦ディレクション

http://www.2121designsight.jp/program/id/index.html テーマは属性。ある部分では自意識過剰なテーマにも思えますが、殆どがインタラクティブな参加型展示で、とても楽しいものでした。自分の指紋が作品内で泳いだり、知らない間に自分が分類されている不…

 Drawings by Rembrandt and His Pupils: Telling the Difference

Getty Centerでのレンブラント展は、いかにもといったレンブラントらしい光と影の油絵など一切なく、これでもかとデッサンを並べたものでした。レンブラントと弟子たちが同じ画材を描いたものをひたすら比較されており、私のような素人はまったくお手上げ状…

 POMPEII and the ROMAN VILLA :Art and Culture around the Bay of Naples

LACMAでの特別展は非常に面白いものでした。紀元前一世紀から紀元一世紀のフレスコ画や彫刻など、状態が良いものが多かったです。殆どの展示物についている説明文は、ギリシャとローマの繋がりを丁寧に記してあり、美しいものを見ながら歴史に思いを馳せまし…

 National History Museum

約二週間の涼しいロサンゼルス滞在を終えた母をLAXに送り、その足で自然史博物館を訪ねました。いろんな動物の本物や剥製が沢山展示されています。臨場感あふれるストーリータイムや毛虫から蝶への変成を子供向けの劇にしたもの、はたまたT-rexのThomasにつ…

  The Art of the Samurai

サンタ・アナのBowers Museumで開催中のThe Art of the Samurai展は、さすが東京国立博物館からやってきただけあって、質の高いものでした。テーマが侍ということで、鎧、兜、刀が入口すぐを占めており、特に刀は国宝一点重要文化財数点を含むラインナップ。…

 Art of Two Germanys/Cold War Cultures

ロサンゼルスとベルリンは姉妹都市ということで、ロサンゼルス郡美術館ではベルリンに関連する作品を蒐集してきたその集大成がこの展覧会になったそうです。終戦直後のナチスの制服と髑髏の写真から、東西分裂を経てベルリンの壁が崩れる1989年までの作品を…

  島根県津和野町立安野光雅美術館 

またまた早起きして、新山口(旧小郡)駅から特急おきで津和野まで参りました。安野光雅さんの大ファンYoくんがずっと行きたいと願っていたところです。どっしりとした建築、ゆとりのある空間で、のんびりと作品を見て回ることができる、良い美術館でした。第…

 菌類のふしぎ〜きのことカビと仲間たち

上野の国立科学博物館で開催中の『菌類のふしぎ』展へ行ってきました。平日の夕方にもかかわらずお客さんの数もそこそこ。マニアックな展覧会の割に若い女性連れや子どもの姿が見られたのは、『もやしもん』の影響でしょうか。かくいう私もその一人。たくさ…

 In Focus: The Landscape

Getty Centerでの企画展は、写真史における革新的な風景写真という切り口で、所蔵の写真を構成したもの。娘が眠がって少し機嫌が悪かったので、惹かれる写真だけ、説明文中の不明な単語を調べることもせず、流して観ました。以前の違う企画展でかかっていた…

 Living Flowers: Ikebana and Contemporary Art

全米日系人博物館で開催されている、池坊、小原、草月の各流派のいけばなと現代芸術の共同展へ行ってきました。その組み合わせから見ても、かなり近代的ないけばな展といえましょう。池坊は伝統的、小原はモダン、草月はアグレッシブ、とそれぞれの流派の特…

  The age of imagination

LACMAにて開催中の”The age of imagination; from the Price collection” 展を観てきました。伊藤若冲で一躍有名になったプライスコレクション、というべきか、プライスコレクションで有名になった伊藤若冲というべきか、ともかく期待の高さを裏切らない内容…

 Norton Simon Museum

二年ぶりに、パサデナにあるノートン・サイモン美術館を訪ねました。ドガの作品の多さには改めて驚かされます。女の子の彫刻は先月同じものをボストン美術館で見たばかり。リーフレットで触れられていたエル・グレコは見つけることが出来ませんでした。どこに…

 El Greco to Velázquez: Art during the Reign of Philip III

ボストン美術館での特別展『エル・グレコとベラスケス〜フィリップ三世治世における芸術』に行ってきました。エル・グレコの王家の肖像画や宗教画中心の時代から、静物や市井の人々が絵画の対象となったベラスケスの時代まで、たった100年ほどの間に、絵画を…

 Bob Dylan’s American Journey 1956-1966

初っ端、入口に、「風に吹かれて」コピー版のレコードジャケットがずらずらっと展示されて、なかなか壮観。ボブ・ディランと言えば「風に吹かれて」、「風に吹かれて」と言えば私にとってはジョーン・バエズ。幼いころ、母にカセットを聴かされて、歌詞カー…

 © MURAKAMI.

MOCAでやっている村上隆の展覧会へ行ってきました。まとまった作品を観るのは初めてで、今まで持っていた懐疑的な考えは少し変わったかも。一緒に行った芸術畑のid:propellaさんの解説によると、彼は元々日本画を専攻していたとかで、CosmosやDharmaという日…

 DALI, Painting & Film

ダリ、というとスペインの画家でシュールな絵を描く人という認識しかなかったので、タイトルにフィルムとある意味がよく分かっていませんでした。彼が最初に注目を集めたのは、1929年にパリで共同撮影した短編映画だったのだそうで、それをはじめとして何本…

 Body Worlds 2 and the 3 Pounds of Gem

サンノゼのTech Museum of Innovationを訪ねました。ちょうどやっていた Body Worlds 2 and the 3 Pounds of Gemが良かった。特に、妊娠中の体や胎児の展示は、私の体内でも同時進行中のことですから、こんな風になっているんだ〜、としげしげ。横の夫はちょ…

 茶の湯の美 —利休から宗旦へ—

散歩がてら畠山記念館へ。長次郎七種の一つ早船が目当てです。赤楽に釉薬がなだらかな様子を360度ぐるりと見て満足。展覧会の副題どおり、利休さんの時代のものが沢山展示されていました。利休作の茶杓、所有の籐組釜敷、消息など。私は字が読めないので、わ…

 Museum of Fine Art, Boston

この地域を訪れたら一度は行きたいMFAは、新館を増築中で展示物はそれ程多くありませんでした。充実しているはずの日本美術コーナーも工事中。9月からの面白そうな展示は織部のポスターでした。その分、Women of Renown: Female Heroes and Villains in the …