Downtown, Portland

ポートランドの薔薇

薔薇の都といわれるポートランドはこじんまりとした美しい町です。Willamette Riverで二分された町の西部がDowntown。
まずは、川沿いのJapanese-American Historical Plazaを訪ねます。第二次世界大戦中に、敵国出身ということで収容所に連れていかれながらも、志願して自国米国のために米国人として戦った日系人を、語り継ぐ目的で1990年に作られた公園です。アメリカを故郷と思う日系人の心を歌った英語俳句が、あちこちの石に彫られて据え置かれています。

Portland Saturday Marketは、ガイドブックによると北米一の手作り青空市だそうで、いろんな国の出店があるフードコードも備え、大道芸人もいてなかなかの賑わい。Old Townといわれる所謂美観地区を通って、次に向かったのは、id:tokyokidさんお薦めのUnion Station。LAのUnion Stationより三周りくらい小さめの駅でした。駅舎の天辺には、Go By Trainの文字が掲げられており、構内はそこそこの人が行きかっていました。片隅にあったAmtrack Goods売場のおじさん曰く、「日本の電車は速いよね」。

ぶらぶら歩いていると、騎馬警察と自転車警察の人たちが談笑しているところへ遭遇。のんびりとした町です。LAに比べると気温が低く、黄色や橙の紅葉が綺麗。

Powell’s City of Booksはガイドブックによると世界一大きな本屋ということで、ワンブロックを占有した四階建てです。店内はジャンルごとに色分けされて、お客を誘導しているよう。カフェでは、のんびり試し読みする人、PCを持ち込んで作業に余念がない人などさまざま。NYのStrand Bookstoreみたいに、Tシャツなどのオリジナル商品も揃えてありました。

午後に散策したのは、京都で言うと四条と三条、河原町と烏丸で囲まれたエリアと鴨川くらいでしょう。MAXとStreetcarという路面電車が走っており、町の中心部は無料で乗り降りできますし、自転車の持ち込みも自由。そのおかげもあってか、車の交通量は多くなく、道幅はアメリカにしては狭いように思いました。アメリカでは珍しくVespa様の二輪を見たのにも、少し驚きました。