初点式

初笑い 青き柳の 結ばるる

初めて支部の初点式に参加いたしました。大宗匠のお筆と結び柳など新年の床荘に映えていたのが、タイのベンジェロン焼の皆具。アユタヤ時代に中国に職人を派遣して技術を取得した焼き物で、ベンジェロンは五彩という意味だそうです。とても華やかで力のある皆具を拝見させていただきました。余興では筝と地唄に合わせてお点前するという茶音頭が印象的。茶に関すること、男女のことなどかけた歌詞は、「〜帛紗捌けぬ心から、聞けば思惑違い棚〜」など調子よく進み、一番は「〜釜のなかさめず縁は鎖の末永く千代萬代え」で終わります。曲の終わりと点前の終わりが同時になるという寸法。100人以上が盛装で集まり、新しい年を寿ぐ幸せな半日でした。