薬師寺と東大寺

奈良の鹿

日記が遅れていますが徐々に追いつきたいと思いますので、お付き合いくださいませ。
この日は夫の仕事仲間や会議の参加者と奈良へ参りました。初めての薬師寺、小学校の遠足以来の東大寺、ともに世界遺産です。
初めて二基の塔を立てるという伽藍形式をとった薬師寺では、1300年の歴史を持つ東塔と16世紀に焼失したものを25年前に再建したという西塔が向かい合って立っているのが興味深いものです。お経の一字を書いて床に寄進する企画についてインド人の方に説明するときに、お経をSutraと訳しましたらそれはヒンズーの言葉だといわれました。ご本尊の薬師如来の台座にも、インドやペルシャ、果てはギリシャの文様が刻み込まれ、その昔から世界が繋がっていたのだ、と感じさせます。
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かなり手入れの行き届いた極彩色の薬師寺から一転、東大寺はその歴史のままに残っているような古さが印象的でした。いわずと知れた奈良の大仏さんがいらっしゃるお寺です。小学生の時に、クラスを代表して通り抜けた大仏殿にある柱に開いた穴はまだありました。幸せになるとか無病息災とかいうのですよね。天然記念物だという野生の鹿はとても元気。夕食のお好み焼鉄板焼屋さんも、外国の人には珍しがられながら好評でした。
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