The Open Charter School

オープンチャータースクール

さまざまなバックグラウンドを持つ人びとがそれぞれに暮らしているLAには、マグネット校という制度があり、その名のとおり磁石のように市内全域から生徒を集めています。前日、Gettyで待ち合わせしたのはヒューレッドパッカード社が選んだスーパーサイエンスキッズのご一行。日本での選考を勝ち抜いた小学校三年生から中学三年生までの五人の子どもたちと、そのうちの一校を訪ねました。
まずスーパーサイエンスキッズがスクイークでプログラムした各々の作品を紹介し、その後五つのグループに分かれて水時計を作成、そしてともに昼食をとるというスケジュール。ハードな日程や初めての環境にもかかわらず堂々と自分たちの作品を発表し、現地の生徒たちと共同作業する彼らの姿はとても頼もしいものでした。受け入れ側もスクイークスクリプトの日英対応表を作るなど万全の態勢。何だかとても楽しそうで、見ている私もe-toysで水時計を作りたくなりました。
二つの部屋を真ん中でつなげたような教室が会場。そこには通常二学年に渡る40〜60人の生徒がクラスターといわれる単位で一緒に学習し、先生二人と補助する人が二人つくようです。生徒たちは驚くほどいろいろと自分の学校について隅々まで知っていて、学年を超えた縦の交流が盛んなことに驚かされました。キンダーガーデンの教室の裏に飼っている三匹の亀のことから、全校生徒数は340人なんてことまで、とても嬉しそうに口々に教えてくれます。今から十三年前の短期滞米時、富裕層と貧困層の教育環境の違いを目の当たりにして衝撃を受けただけに、他の学校の動向も気になります。
この後、ご一行とともに北カリフォルニアに行き、さきほど帰宅しました。明日以降、その模様をゆっくり書いていこうと思います。