世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

村上春樹作品でも私の気に入り上位をずっと維持し続けている一冊です。読み始めたときは、太った若い女の子17歳より若かったのが、幾度目か分からぬ読了の日に、主人公とこれを書いた著者の年齢35歳を越えました。二つの物語が交差するこの小説は、年齢を重ねても、楽しくその世界に浸ることができて、そこが非常に素晴らしいと思います。映像化されたら、絶対観に行きます。