DALI, Painting & Film

ロデオドライブ

ダリ、というとスペインの画家でシュールな絵を描く人という認識しかなかったので、タイトルにフィルムとある意味がよく分かっていませんでした。彼が最初に注目を集めたのは、1929年にパリで共同撮影した短編映画だったのだそうで、それをはじめとして何本かの映画が上映されていました。戦中にダリのアイデアヒッチコックが映像化したものの抜粋や、ウォルト・ディズニーが映像化しかけて21世紀に入ってから完成されたDestinoなど、面白かったです。きっと何度観ても飽きないのではないでしょうか。一角で展示されていた戦前のウォルト・ディズニーのアニメーションについても、同様のことが言えそうです。週末には美術館内の別館シアターでダリ関連の映画を上映しているとのことで、この日は前述のヒッチコック監督、イングリット・バーグマンとグレゴリー・ペックが出演している映画”Spellbound”を上映していました。私は体力を考えて断念。絵の方も、教科書に載っていたふにゃふにゃ時計の作品(MoMA蔵)など有名どころの展示もありました。八の字髭がトレードマークのご本人がカリフォルニアでご活躍だった頃のさまざまな写真コーナーでは、相当な自己顕示欲の強さが伝わってきます。
写真はロデオドライブの期間限定街燈の一つ。クリスタルシャンデリアは盗難防止のために、しっかりガラスで守られていました。