The PHIL NORMAN TENTET

クインシー・ジョーンズ

11人編成のビッグバンドによる、昼下がりのジャズコンサートは、ホーンが多くて迫力満点でした。オリジナル、マイルス・デイビス、はたまたシャンソンなど織り交ぜて、非常に楽しい二時間。メンバーは音楽一筋ン十年といった雰囲気で渋いし、アレンジが格好よい。今回は音量が大きいため、すー同伴でも気が楽でしたが、第一音の爆音で「ふぎゃー」となり即室外退去。夫と代わるがわるお守りをしていたら、そこでの音量が気持ちよかったらしくしばらく眠ってくれて、その間は二人で座って聴けました。A宅でということもあるのでしょうが、他の人たちの赤ん坊に対する視線も温かく、「良い子ね」「音楽を聴くのに早すぎるということはないわよ」などと声をかけてもらって、母は一安心。そうそう、お守りをしているときに遅れてやってきた数人、業界風で大物プロデューサーが視察に来たのかなあ、などと思っていたら、そのうちの一人がクインシー・ジョーンズでした。ちょうど車の中に唯一持っているクインシープロデュースのCDが入っていたので、夫がちゃっかりサインをもらっていました。「To Y with ♡ Respect Domo Arigato クインシー♡」と最初の♡の横には稲妻マークまで書いてくれて、外見とはかけ離れたキュートなサイン、写真でわかるかな。