The Art of the Samurai

Bowers museum

サンタ・アナのBowers Museumで開催中のThe Art of the Samurai展は、さすが東京国立博物館からやってきただけあって、質の高いものでした。テーマが侍ということで、鎧、兜、刀が入口すぐを占めており、特に刀は国宝一点重要文化財数点を含むラインナップ。その他Japanの別名を持つ漆や能衣装、わずかながら茶道具も置かれていました。長次郎作と推測されている黒楽茶碗「Suehiro(末広?)」、伏見天皇のご親筆、織部の向う付けなど。この展覧会は、昨年LACMAで開催されたプライスコレクション展”The Age of Imagination: Japanese Art, 1615-1868” に触発されて訪日したという当美術館の館長自らの企画だそうです。売店には8,500ドルで鎧兜が販売されていました。売れるのかな。この展示もさることながら、”Passage”というアフリカの冠婚葬祭を主に扱った展示室もかなりお勧めします。五感がぞわぞわと刺激されます。LA周辺にお住まいの方は是非。