イギリス湖水地方

今回の旅にでかけるのを決めた理由の一つは、風光明媚な湖水地方を訪ねるというオプションがあったからでした。今行かないともう一生こんな機会はないかもしれない。
前日、無事にノルウェーからランカスター入りした東京の母と子たちと一緒に、午前十一時発の列車で向かいます。席を確保するまではてんやわんやしましたが、一旦座ってしまうと車窓から見える田園風景に心奪われます。直通電車で約四十分、Windermereに着くと、そこからバスでBowness on Windermereへは十分ほど。イギリスではよくある二階建てバスの二階にもちろん陣取り、日本で例えると箱根のような雰囲気の中、湖岸に到着しました。

送信者 20110727LakeDistrict
クルーズシップに乗り換えてのんびりとAmblesideへ向かいます。すーはいつでもどこでも臆することなく、けーは船が湖面に描く波に心奪われていました。
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湖畔の白鳥や鴨たちはよく慣れていて、人が近づいても何のその。
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腹ごしらえをしたのは、湖を見渡せるWaterredge Inn。ヨットが停泊している湖が見えるお庭で、安らいだ気分でスープとサンドウィッチの昼食をいただきました。イギリスの食事はまずいとよく言われますが、そんなことは決してありません。と思うのは、もう舌がアメリカ慣れしているからでしょうか。
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その後バスでボウネスへ戻り、お茶をして、World of Beatrix Potterへ向かいます。子供向けという考え方もあるでしょうが、なかなか力の入った展示ぶりでした。
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またバスに乗ってウィンダメアからランカスターまで帰りつくと九時頃でしたが、まだまだ明るく時間の感覚が狂います。母のホテルの近所の中国料理屋さんで晩御飯をいただき、バスで大学近くのホテルに帰りついたのは十一時近くなっていました。
蛇足ながら、今日一日の交通機関はLakes Day Rangerという切符が面倒を見てくれました。元々は子供もいるのでレンタカーして行こうと思っていたのでしたが、イギリスはミッションカーが主でオートマチックはごく稀らしく、もしあったとしても倍近い法外なプレミアム料金を取られてしまうことが判明。ミッションを運転したことがない私にはお手上げでした。他にもいろいろ調べたのですが、結局は旅行会社の親切なお兄さんがこのチケットを教えてくれたのでした。使い勝手もよく、結果的にクルーズもできたので良かったといたしましょう。