Hollywood Bowl: Rachmaninoff’s Rhapsody

夕闇迫る野外会場

ボランティア先からチケットを分けていただけて、Hollywood Bowlに行って来ました。生の音楽を聴きたいな〜と思っていたところでしたので、とても嬉しかったです。開演一時間前に着いたころはまだ明るかったのが、八時前にはとっぷりと暮れて少し涼しくなってきました。このところ、連日の猛暑でへばり気味なのです。しかし、演奏が始まるとそこはもう音楽の世界。LEONARD SLATKINという指揮者は白髪の貫禄ある男性なのですが、指揮中にぴょん!ぴょん!と飛び跳ねるのが何とも可愛らしい(「のだめ」にも飛ぶ指揮者いましたね)。ラフマニノフのラプソディは、OLGA KERNという女性ピアニストが迫力の演奏で、手が大きい上に、鍵盤の上を目まぐるしく動き回る指に唖然でした。スタンディングオベイションにアンコールまでついて、すごいなあ、と思っていたら、よく来る方がおっしゃるには、ニ三日前のピアニストはこんなものではなかったわよ、とのこと。何にせよ、ソナタどまりの私には考えられないことです。演目はこちら。
・ Carter: Holiday Overture
・ Rachmaninoff: Rhapsody on a Theme of Paganini
休憩
Brahms: Symphony No. 4
ベイビーシッターを頼んだのはけーが生まれてから初めてで心配だったのですが、子たちも概ね利口にしていたようで、十時半に帰ったときにはすっかり夢の中。すーには二日前に「実はお父さんとお母さんで外出することになって、その日はすーとけーはお留守番で、優しいお姉さんがくるからね」というと「いやだいやだ」と泣き出して、夜中にも起き出してまた泣いて、次の日の朝にも「四人が難しいなら、けーだけお留守番で三人で行く」と考え考え訴えていました。「すーのチケットがないのよ」と言われて午後いっぱい考えたようで、その夕方にぽそっと「お父さんとお母さんで行っていいよ」と呟いたのでした。
いざ心を決めると「お客さんがくるのね」「このご本を読んでもらおう。こっちも」と英語の絵本を積んで、張り切りだしました。意思疎通できるのかな〜と心配していましたが、シッターさんが帰り際に「ちゃんと英語喋ってたよ。たまにわからなかった程度」と言ってもらえて一安心。普段使わないものですからシッターさんを見つけるまでが大変で、この子に頼むまで沢山のお友だちの手を煩わせてしまって、申し訳ないことでした。でもおかげさまでのんびりと演奏を楽しむことが出来、Yoくんとの二人の時間を持てて嬉しいことでした。