ユタ州で金環日蝕を見る

またLuxorのバフェに行きました。

もう随分前のことになってしまいますが、旅の記録として載せておきます。三日間の走行距離は900マイル超(約1500km)で、カリフォルニア州のロサンゼルスからネバダ州を経て、アリゾナ州をかすり、ユタ州南部のKanarravilleという小さな町まで金環日蝕を見に行きました。二泊ともラスベガスに泊まり、中日に日帰りの小旅行です。ラスベガス泊といっても、ストリップからは北寄りのモーテルで簡素に。パーキングの真ん中のプールはほぼ貸切です。けーは最初水が怖くて、Yoくんにぎゅ〜っとしがみついていましたが、やがて慣れ、水好きのすーは終始機嫌よく、毎日プール三昧でした。

パーキングの片隅にテネシーナンバーの大きなトラックがアイドリングしたまま置いてあり、けーがじっと見ていました。プールで少し一緒だったカップルが話しかけてきて、これは自分たちのトラックで、この近くのプラントに荷物をおろしてきたばかりなのよ、とのこと。ガソリンは200ガロン入り(家の乗用車は約9ガロン)、シャワーやトイレ、ベッドなどの居住空間も備えているらしいです。これからは居住空間のあるトラックかどうか、私にも判別できます。子どもたちはクラクションを引っ張らせてもらっていました。乗用車のようにハンドルにあるのではなく、紐をひっぱると「フォ〜〜〜ン」という音がします。モーテルならではの出会いでした。

二日目はメインの金環日蝕観測日です。ユタはネバダやカリフォルニアと違いMountain時間なので、夕方7時半くらいがピーク。昼前にラスベガスを出て、またドライブです。途中でアリゾナを抜けるときがかなりの感動でした。岩肌が赤くて、何ともいえず雄大で、ほんの少しでしたが正にアリゾナアメリカの広大さを目の当たりにしました。この部分を運転は本当に気持ちよく、ラッキーでした。

ユタに入ると常緑樹の緑が優しい風景が広がります。目当てのKanarravilleは人口300人程度らしいですが、その何倍の人が詰め掛けていたでしょう。

研究者らしいグループ、メディアらしいグループなど遠目に見えましたが、私たちが陣取ったのは図書館横にプレイグラウンドが併設されている公園です。すーもけーも思う存分遊び、その一方でYoくんは自作のピンホールカメラのセッティングなど落ち着いてできます。

日蝕が始まってから金環日蝕になるまで、結構時間がかかるので、すーはたまに見に帰ってきてはまた遊びに行きます。

これは双眼鏡で作った投影式観測儀(http://d.hatena.ne.jp/suikan/ を参考にしたそうです)で映し出した金環日蝕の姿。指でピンホールを作って影を見るとその陰が日蝕の形を反映させるのがとても面白かったです。

ラスベガスのモーテルに帰り着くと11時くらい。子どもたちはもちろん寝ていますし、私たちもバタンキュー。三日目はまずMandalay Bayの水族館を訪ねました。平日のためかゆっくり見ることができ、展示も想像以上にきちんとしていて良かったです。そして場末の?サーカスサーカスでお約束の無料サーカスを二回分見学しました。ここはポーランド人のアクロバットが格好良い。前回は女性のみでしたが、今回はカップルで鍛え上げた技を見せてくれました。いつかもっとちゃんとしたサーカスに行きたいなあ。金環蝕の途中でカメラの充電が切れてしまったので、三日目の写真はありません。