Denver Museum of Nature & Science

ユタの自然史博物館に勝るとも劣らない素晴らしい博物館でした。特にGems & MineralsとPrehistoric Journeyの展示は傑出しています。「歩み寄りを感じる博物館」です。実は、一昨日に来たすーが是非もう一度行きたいというので、短い旅程の中、再訪したのです。
まず、「コロラドならでは」とTさんが勧めてくださった鉱物のコーナーです。

メキシコから自然保存されていたままの状態をそっくりそのまま持ってきたクリスタルの部屋。

Denverから南西へ行ったところで採取された”The Alma King” という世界有数の大きさを誇るRhodochrosite(菱マンガン鉱)の横では、採取した様子を撮影した動画が繰り返し映されていました。

これはアクアマリン。これもコロラド州ロッキー山脈で発見されたままの状態で展示されているのが珍しく、神秘的です。全米一の大きさらしいです。

説明ポスター。鉱物との距離が縮んだかのよう。

実際に鉱物を触り、重みを感じる参加型展示ももちろんあります。

お次は、Prehistoric Journeyの区画。奥に見えているのは、地球ができてからの落ち着くまでの様子の再現映像。灼熱の惑星に隕石がバンバン落ちるなど、三歳児を釘付けにするキャッチーさを持ちつつ、時間軸を理解しやすいように工夫され、すんなりと見学に入れます。

中の展示は最新の手法を使っているわけではないのですが、やはり体験型も随所に取り入れられています。40億年前の地球最古の岩を触ろう、というもの。

カンブリア爆発の説明など、キュレーターの情熱が迫ってきます。ジオラマに力を入れているようです。Tさんに抱っこしてもらって、2億9500万年前の世界を観察中のけーです。

大きなトンボみーつけた!

もちろん恐竜の化石も沢山展示されています。

海だった時期もあるので、魚の化石もこのとおり。

マンモスで先史以前の旅は終了となりました。

ラボではコロラドで発掘されたばかりのステゴマストドンの作業をしている方と少しお話できました。元々ワシントンDCに住んでいたのを、引退を機に、好きでたまらない化石と接するためにコロラドに移ってきて、この仕事をしているとのこと。素敵ですね。

他にもエスカレーターの機能をガラス張りで見せたり、エジプトのミイラを二体おいて貧富の判定をするなど、興味深い展示が沢山ありました。IMAX シアターも上映作品数が多くて羨ましい。”Flight of the butterflies” 面白かったです。カフェのキッズメニューも栄養のバランスを考えられている上におまけまであって、コストパフォーマンス良し。私のいただいたスープも美味しく、気に入りました。