Grand Canyon National Park 2
この日は悪天候のためゆっくりの朝。ホテルの遊び部屋でけーはピアノの練習、すーはYoくんとチェスをしました。
少し雨脚が弱まったようなので出発するも、現地は土砂降り。そして寒い。こっち向けに頭を下ろしているけー。
負けずに西のルートを走るシャトル乗り場に向かいました。夏の間は自家用車の乗り入れ禁止なのです。
終点より一つ手前のPima Pointで下車。
ここからは舗装された歩道があるのです。
雨は降ったり止んだり。これはすー。
谷は殆ど雲とも霧ともいえる白い水蒸気に覆われています。
終点のHermits Restで休憩しているときには、たまに谷がちらっと見えたりまた見えなくなったり、と風が流れが速いのが良く分かります。
帰路、Mohave Point から歩くことにしたのが大正解。
この断崖の向こうは谷なのですが何も見えません。
綺麗な花が咲いていました。
段々と雲が切れてきて、キャニオンが姿を現すところに遭遇できました。
もう今日は雲が晴れないんだろうなあ、と思っていた分、何とも言えずありがたく拝むような気持ちです。
空も信じられないくらい高くなりました。
その後もシャトルで引き返して歩き回り、総行程は4.7mi(7.3km)となりました。
Pima Point→(1.1mi(1.8km)) → Hermits Rest→シャトル→Mohave Point (0.8mi(1.3km))→ Hopi Point (0.3mi(0.5km))→ Powell Point (0.5mi(0.5km))→シャトル→
Mohave Point → (1.1mi(1.8km)) → The Abyss (0.9mi(1.4km))→ Monument Creek Vista
レストランで夕食が届くのを待つ間に日本語学校の宿題をするすー。「スイミー」です。
翌日は四時起きでYavapai PointとMather Pointに朝日を見に行きました。
すーのピンクのダウンを借りてニコニコのけー。
重装備で待ち構えていましたが、曇っていて、日の昇る方向では稲妻がピカピカしていたり、と天候には恵まれませんでした。
そういえば、Grand Canyon Railwayというものに乗ったのでした。Williamsという駅から二時間でグランドキャニオンに着きます。車で行く方が早いのですが、列車好きのけーの希望をYoくんが叶えてあげました。
私たちが乗ったのは近代式のディーゼルエンジン。昔ながらの汽車も走っているようです。
客室付きの車掌さんがついていろいろと解説してくれたり、カウボーイの扮装でカントリーミュージックを聞かせてくれたり、
挙句の果てにはならず者のカウボーイが列車に乗り込んで来たり、
とちょっと嵐山のトロッコ列車を思い出すサービス精神旺盛な列車でした。グランドキャニオン駅はアメリカで一番古い丸太小屋だとか(たぶん)。
朝日は拝めませんでしたが、自然の美しさや厳しさをたくさん見ることができて大満足の旅でした。