長板総荘濃茶

Santa and Reindeers

濃茶では真の手が入ってくるので、薄茶のように柄杓を持って釜の蓋という草の手はできないのです。もう一つ大事なところは、清めた建水を長板に戻す時期が水次の次に来て襖を閉めて、拝見が回るのを待つということ。地板が長い場合は、ふくさも水次も平行に置きます。お茶は鵬雲斎大宗匠御好 喜雲 詰小山園さん。
その後は長板の薄茶や茶碗飾りのお客役をしました。飾り物に関する記憶の薄さに少し愕然。初心に帰ってまた稽古したいところです。茶碗飾りをしていたのは、中国系カナダ人のJen、彼女は所謂ジャージー系のパンツでお点前をしていました。きっとL.A.ならではの装い、思慮深く一つ一つ体を動かす所作が禅僧のようにも見えるのが不思議でした。
写真は夕方発見したとあるアパートメントの飾りつけです。サンタさんとトナカイが一生懸命坂を走っていました。