ワーキングマザーの一つの形

ランチしたのは大学時代の友人Aちゃん。彼女から聞いた家事アウトソーシングの話を紹介します。彼女は小1と保育園に通う二児の母であり、出張もあるフルタイム勤務のワーキングマザー。一年半ほど前から、炊事や掃除、洗濯物の取り込みなどを毎日一時間手伝ってくださる方をお願いするようになったのだそうです。
ご近所在のお義母さま宅で待っているお子たちを迎えてから帰宅すると、室内は美しく、洗濯物は畳まれ、晩御飯は「いただきます」と手を合わせられる状態。終業後に家事のあれこれを思い悩むストレスから解放され、以前に比して子どもと遊んだり、宿題を見るような触れ合いの時間が充実したことが一番ありがたい、といいます。出張のときは、お義母さまにお子さまをお願いするわけですが、子どもの面倒と食事作りの両方は大変なので、お手伝いの方に自宅で作ってもらっておいて、ごはんだけ食べに来るようになっているのだそうです。
商業的なお手伝いサービスを利用するのではなく、お知り合いの紹介でいいご縁をいただいたとの由。子どもを連れて何回か外食すればかかる程度の金銭負担で、用意しておいた素材を使い好みの味付けの食事をお願いでき、交換日誌やメールで細かいコミュニケーションをとっているのだそうです。アメリカ留学と結婚後しばらくの滞米経験ゆえの合理性なのでしょうか。かなりお忙しいご主人のヘルプはあまり望めない環境で、何もかも自分で頑張ろう、ということではなく、周囲の方との協働・連携によって、彼女らしい毎日を送っている様子がとても印象的でした。