CHAMEIBIRAKICHAKAI

松声庵

茶道にある程度精進すると茶名という特別の名前をいただけて、それは一つの区切りとなります。今日は、二人のアメリカ人女性がその名前をご披露する、という茶会の手伝いに参りました。
担当は大宗匠ご揮毫の茶室にての濃茶席。点心席の手伝いもちょこちょこしつつ、最後の方で席入りさせていただけたことも嬉しかったです。芝生の上で鳥の声を聞きながらの薄茶席もとても気持ちよく、それぞれ創意工夫あるお席でとても勉強になりました。お道具には、主役の内お一人の陶芸家の作品やお手伝いの芸術家作のものも多く見られ、彼らの才能に感激。特に、北アフリカのMaidu Wood から作られたという薄器は素晴らしいものでした。点心席での見立ての食器と独特の献立にも目を開かされる思いでした。
手伝い、参加の方々も非日本人率が高くて、今までになく英語を話す機会が多い茶会は、歯がゆい場面もあり楽しくもあり。国籍・バックグラウンドは関係なく、お茶が好きという気持ちが同じである方々との非常に有意義な一日でした。お世話になった方々、ありがとうございました。