日本人のビジネスって

ESL

ESLの教師が、以下のとおり日本人のビジネスについて授業で語るのを聞いて、少々混乱しています。曰く、仮に三日間の出張で出向いたとすれば、最初は美味しいご飯をご馳走になり、相撲や歌舞伎に連れていってもらい、お茶屋で芸者遊びをし、風光明媚な土地を観光し温泉に入り、その間仕事の話は一切せず、三日目になってようやく取引の話になるのだ、と。さらに、アジアの商習慣は何よりも人と人との繋がりを大切にし、100年の取引があれば、そこの商品の出来が少々悪くて高くても他社に乗り換えることはない、とも。これには上海出身の生徒が賛成意見を述べていて、最初は異を唱えていた私も、もしかして自分が間違っているのかしら、と自問自答をしてしまいました。今時、そんな流暢な接待をする会社があるとはとても思えないし、いくら100年の濃いお付き合いがあっても粗悪品を高値で買うようなことをしていたら、こちらが倒れてしまうではないかしら、と思う私自身は、企業の管理部門や非営利団体で働いた経験しかなく、実際の<商売>というものをしらないだけなのでしょうか。あんまりにも教師の様子が自信満々なだけに、識者の方のご意見をいただけたらありがたいです。(写真はESLを受けているコミュニティカレッジの建物)