古き良きロサンゼルス

オルヴェラ外キッチン

゛゛゛さんと一緒にUnion Stationへ。これを機会に、ロサンゼルス発祥の地と言われるOlvera St.を訪問しようと思い立ちました。ここは、18世紀後半にスペイン人の探検隊が伝説の香合の島を目指して北上し、居を構えたのが始まりだとか。スペイン統治時代の総督の像が建つ公園から、屋台の方面へ向かうとメキシコの匂いが強く、異国情緒が漂います。その中ほどに、ロサンゼルスに現存する最古の住宅が残されていました。1818年頃に建築されたというAvila Adobeです。1847年にはアメリカ本部に接収されたこともあり、1971年の地震で大きな被害を受けながらも修復されたという経緯を持ちます。屋外の葡萄棚の下にあるキッチンや信心深い宣教師たちの生活ぶりを表す十字架の数々が興味深いものです。

実は、初めて構内に入ったUnion Stationもなかなかのものでした。NYのGrand Centralのような威容を誇るわけではありませんが、アールデコとメキシコが入り混じった内装は独特の雰囲気。陽光が降り注ぎ、気持ちがよいです。保存されている古い切符売場も、古き良きアメリカ映画に出てきそう。実際に何本か撮影現場にも使われているようで、”Bugsy” やずばり”Union Station” という題名のものもあるのだとか。

懐古の午前中を過ごした後は、現在の交通の要所LAX Airportへ義姉と姪を迎えに行きました。