お雛さま

お花はけーが選びました。

「お雛さまは女の子のお祭りなんだよね〜。だからすーのお祭りなんだよね〜。けーくんは違うよ。え?お母さんも違うでしょ。だって<おんなのこ>じゃないもんね」とはしゃいでいる五歳の娘のための雛祭りです。引越しのときに大事にしまいすぎて、出産のお祝いでいただいた奈良の陶器の立ち雛が見つからなかったので、橋本関雪さんの立ち雛色紙をこれまた発掘して、しばらく前から飾っていました。本当は自分が食べたいのだけど、娘のためという建前の散らし寿司は、友人の勤め先からわけてもらった寿司飯に白ゴマ、海苔、錦糸卵、穴子、胡瓜もみ、椎茸甘煮、酢レンコン、いくらを散らしたもの。それに、蛤ならぬアサリの吸い物とほうれん草のおひたしを添えました。ここ半年くらい、何故か満足のいく献立を作れていないことが考えると、まあよしとしましょうか。あ〜・・・、お雛さまの歌を歌うの忘れました。