久しぶりに本の話

外の夕焼け、久しぶりに見ました。

子供が生まれてから初めて家族四人で所謂夜のお出かけをした先は、友人の出版記念パーティでした。このシャーロック・ホームズの新しい物語 "Art in the Blood" は、続編の出版と十五か国語に翻訳が決定しているとのこと。もちろん日本語訳もでますので、皆さまお目通しくださいね。

Art in the Blood: A Sherlock Holmes Adventure (Sherlock Holmes Adventures)

Art in the Blood: A Sherlock Holmes Adventure (Sherlock Holmes Adventures)

熱烈なシャーロキアンの彼女が、執筆のきっかけに始まりいろいろなことを話してくれました。シャンパン、美味しかった。

ホームズとワトソンも登場しました。

最近というかここ一年ほど読んだ中で面白かったものは、ミステリーでは東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズ、二十年以上前に書かれた『天空の蜂』も面白く読みました。
祈りの幕が下りる時

祈りの幕が下りる時

村上春樹さんの『職業としての小説家』は四半世紀来の読者として、改めて自分の来し方と照らし合わせました。
職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

新訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』で、改めてこんな話だったんだ、と。高校の頃はアメリカにも、もちろんNYにも行ったことがなく、きっと今の方が文化的にも地理的にも格段に身に染みて腑に落ちるんでしょうか。
キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)

キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)

NYからやってきた従姉が貸してくれたのが、『性と暴力のアメリカ』。歴史を知るという意味で読んだ甲斐がありました。ハンチントンの『分断されるアメリカ』的な視点が入るとより現代のアメリカに即した内容になるのかとも思いましたが、「入植者の自衛」や「小さな政府」というキーワードは役に立ちます。
性と暴力のアメリカ―理念先行国家の矛盾と苦悶 (中公新書)

性と暴力のアメリカ―理念先行国家の矛盾と苦悶 (中公新書)

イスラム国の衝撃』。
イスラーム国の衝撃 (文春新書)

イスラーム国の衝撃 (文春新書)

緒方貞子さんの『私の仕事』にも感銘を受けました。
私の仕事

私の仕事

アトゥール・ガワンデの『Better 医師は最善を尽くしているか』
医師は最善を尽くしているか――医療現場の常識を変えた11のエピソード

医師は最善を尽くしているか――医療現場の常識を変えた11のエピソード

本は、主にLittle Tokyoの公共図書館と、娘の通っている日本語学校の図書室でお世話になっています。その図書室で廃棄本になっていた、犬養道子さんの『花々と星々と』は読んでいる途中。
花々と星々と (中公文庫 M 7)

花々と星々と (中公文庫 M 7)

同じく廃棄本になっていた氷室冴子さんの『クララ白書パート2』は、読んでいると十代にタイムスリップする気分。ずっと読みたいと思っていた本なので嬉しかったです。他のシリーズもまた読みたいわ。その頃に読んだ『ライ麦…』、『フラニーとゾーイー』、『大工よ屋根の梁を…』などのサリンジャーは全く理解できてなかったな、と改めて思います。
五歳のけーは、Richard Scarryの “Cars and trucks and things that go”が一番のお気に入り。
Cars and Trucks and Things that Go

Cars and Trucks and Things that Go

私が子供の頃に食い入るように見ていた“Richard Scarry’s Best word book ever”も先日図書館で発見して、胸が熱くなりました。
Richard Scarry's Best Word Book Ever (Giant Little Golden Book)

Richard Scarry's Best Word Book Ever (Giant Little Golden Book)

七歳のすーは、最近ハリーポッターシリーズを繰り返し繰り返し、穴が開くほど読み込んでいます。本を読んでいる時の彼女は何も耳に入らない状態で、母としては少し困っております。読書は良いことだってわかっているんですけどね・・・いやほんとに・・・。