2015年の夏
先ほど、ほぼ書き上げた下書きが消えてしまったので、消沈していますがとにかく記憶をたどって更新します。
今年の夏も速かった。友の会の方々とHuntington Library and Botanical Gardensへ。リノベーション後のエントランスは流石に綺麗で立派です。
緑が美しい日本庭園。
ダックの家族が可愛い。
子供と一緒のハイティはあまり落着けないですが、それでも美味しくいただきました。
子どもエリアも綺麗です。
お友だちとMalibuへ。まず凧揚げ。
午後になると霧が晴れて綺麗です。
スナガニを探しています。
けーのヤマハの初発表会。
落ち着いて良く弾けました。
お友だちのベイビーシャワーに作ったお花。彼女のノーブルな感じで紫系にしました。
独立記念日は去年同様に地元のパレードに参加、今年は子供たちが自転車に乗っていたので追いかけるのが大変(特にけー)。
フラッグケーキもどきも作りました。
夜は散歩がてら花火見物。砂漠気候ゆえ夜は冷えるんです。
子供たちはいくつかのサマーキャンプに参加しました。発明・工作テーマ。
アート。
レゴ。
けーの作品です。
すーがお友だちと一緒に作ったもの。
スポーツ。ベッカムが一時所属していたチームの選手が遊びに来ました。
サイエンスセンターのプログラムにも参加しました。
プレイデイトでスケートリンクへ。すーは何とか自力で滑れるようになってきました。お友だちの力って大きいですね。
近所のコミュニティカレッジでの水泳教室に通い始めました。夏だけの予定ですが、思いのほか上達しています。日本と違い学校で水泳の授業はないので、超初心者レベルに12,3歳の子が混じっていたりします。
お友だちがくださった日本からのお土産の一つ。涼やかですね。今年の夏は日本からの客人が多く、高校の同級生三人に会えたことも嬉しいことでした。
プレイデイトでSkirball Cultural Centerへ。
Skirball Cultural CenterのNoah’s Arkは年中お勧めですが、夏にお勧めなのがGriffith Observatoryの無料のショー “Let’s make a comet” です。小学五年生を対象として作られているらしいのですが、幅広い年齢層の方が楽しめると思います。
映画を二本見ました。”Jurassic World” と“Inside Out”。子供と一緒に観た後者では、感情移入が激しいすーは相変わらず2/3はすすり泣いていました。
子どもたち、テニスコートデビューをしました。私は早速左足首をねん挫してびっこをひいています。
夏休み最後の今日は、すーのお友だち家族の夏休みプロジェクトである映画撮影に参加して、プールプレイデイトです。明日はけーのキンダーガーテン初日のオリエンテーション、彼は夏じゅう不安でドキドキしていたそうです。大好きな先生のクラスに入れるとよいね!
Grand Canyon National Park 2
この日は悪天候のためゆっくりの朝。ホテルの遊び部屋でけーはピアノの練習、すーはYoくんとチェスをしました。
少し雨脚が弱まったようなので出発するも、現地は土砂降り。そして寒い。こっち向けに頭を下ろしているけー。
負けずに西のルートを走るシャトル乗り場に向かいました。夏の間は自家用車の乗り入れ禁止なのです。
終点より一つ手前のPima Pointで下車。
ここからは舗装された歩道があるのです。
雨は降ったり止んだり。これはすー。
谷は殆ど雲とも霧ともいえる白い水蒸気に覆われています。
終点のHermits Restで休憩しているときには、たまに谷がちらっと見えたりまた見えなくなったり、と風が流れが速いのが良く分かります。
帰路、Mohave Point から歩くことにしたのが大正解。
この断崖の向こうは谷なのですが何も見えません。
綺麗な花が咲いていました。
段々と雲が切れてきて、キャニオンが姿を現すところに遭遇できました。
もう今日は雲が晴れないんだろうなあ、と思っていた分、何とも言えずありがたく拝むような気持ちです。
空も信じられないくらい高くなりました。
その後もシャトルで引き返して歩き回り、総行程は4.7mi(7.3km)となりました。
Pima Point→(1.1mi(1.8km)) → Hermits Rest→シャトル→Mohave Point (0.8mi(1.3km))→ Hopi Point (0.3mi(0.5km))→ Powell Point (0.5mi(0.5km))→シャトル→
Mohave Point → (1.1mi(1.8km)) → The Abyss (0.9mi(1.4km))→ Monument Creek Vista
レストランで夕食が届くのを待つ間に日本語学校の宿題をするすー。「スイミー」です。
翌日は四時起きでYavapai PointとMather Pointに朝日を見に行きました。
すーのピンクのダウンを借りてニコニコのけー。
重装備で待ち構えていましたが、曇っていて、日の昇る方向では稲妻がピカピカしていたり、と天候には恵まれませんでした。
そういえば、Grand Canyon Railwayというものに乗ったのでした。Williamsという駅から二時間でグランドキャニオンに着きます。車で行く方が早いのですが、列車好きのけーの希望をYoくんが叶えてあげました。
私たちが乗ったのは近代式のディーゼルエンジン。昔ながらの汽車も走っているようです。
客室付きの車掌さんがついていろいろと解説してくれたり、カウボーイの扮装でカントリーミュージックを聞かせてくれたり、
挙句の果てにはならず者のカウボーイが列車に乗り込んで来たり、
とちょっと嵐山のトロッコ列車を思い出すサービス精神旺盛な列車でした。グランドキャニオン駅はアメリカで一番古い丸太小屋だとか(たぶん)。
朝日は拝めませんでしたが、自然の美しさや厳しさをたくさん見ることができて大満足の旅でした。
Grand Canyon National Park 1
二十年ほど前に数時間だけ訪ねたことがあるグランドキャニオンですが、今回三泊で歩き回りその魅力を実感した気分です。まずは以前訪ねたBright Angel Lodge辺りから。セスナで酔ってヘロヘロだった時のことを思い出します。
Yavapai Pointへ向かうTrail of Timeには、一番古い18億4000万年前から若い地層の石が順番に並べられています。
絶滅危惧種のカリフォルニアコンドルに会えました。午後遅めに出てくるみたいです。
翌日は曇り空の下、谷の途中まで下りることにしました。
いざ出発。
10分歩いて最初のポイント、Upper Tunnelは出発地点からの標高差20メートル。楽勝です。
化石らしい。
どんどん下っていきます。
これが二つ目のポイントLower Tunnelです。標高差は180メートル。けーは荷物をYoくんに預けていますね。
地層の変わり目を見ながら更に下ります。膝にきます。
これだけ下りてきました。
遠くに見えるのは目的地の1 1/2-Mile Resthouseです。標高差340メートル。
レストハウスと言ったってあるのは小さな小屋とトイレ、水道だけです。
休んでいるとラバたちが通っていきました。谷底までの唯一の交通手段のようです。
この写真の緑のところがIndian Gardenと言われる地点で、そのもっと先に本当の谷底Plateau Pointがあります。そこに行くと地球の歴史をずっとずっと感じることができるのでしょうね。日帰りではいけないところです。
私たちはここからまた谷の上に戻ります。
登りはやはりきつくて、更に写真を撮ってしまう私はみんなに置いて行かれますが、自分のペースを守ります。
名も知らぬ可愛いお花。
Lower Tunnelまで戻ってきました。
人も増えます。
往復約二時間半、達成感がありました。
お昼ごはんは二日連続でArizona Roomで。
キャニオンを見ながら美味しい食事をリーズナブルにいただけてお値打ちです。私はバイソンとビーフチリを連日いただきました。
午後はYabapai Geoplogy Museumでレンジャーの講義を受けて、子供たちはめでたくJunior Rangerの認定を受けました。
車でDesert View Driveへ向かいます。ここはGrand View Pointです。この辺は鄙びた雰囲気が素敵です。
サウスリムの東の端っこWatchtowerはアメリカ人の建築家がアメリカインディアンの様式を尊重して建てたものです。
建物内はアメリカインディアンのアーティストによる装飾がされています。
コロラド川も見えます。
ホテルに帰ろうと西へ向かっていると、エルクに会いました。とても大きくて荘厳で美しく神と崇めた人たちがいたということが良く分かります。
すーは親友にカードを書きました。
「親愛なるミシェル、グランドキャニオン国立公園は素晴らしいです。私たちはブライトエンジェルトレイルを歩きました。そしてミュール鹿と大きなつののエルクに会いました。愛をこめて すー」
年度終わり
すーは一週間長く学校があります。現地校では毎朝始業前に走っているランニングクラブで表彰されました。年度合計は96マイルでした。よく頑張りました。
日本語学校ではベイクセールがありました。保護者が用意したおかしを子供たちがお買い物するするというものです。今年はオートミールクッキーを作りました。
けーは二か月遅れの五歳検診に出かけました。
身長113?(3’8.5“) 、体重18.5?(40lb 12.6oz)、BMIは14.49kg/m2で、聴力も視力も何も問題ありませんでした。
珍しい桃、土星桃とでも訳するのでしょうか、別名ドーナツピーチともいうそうです。ぱりぱりとした歯ごたえをすーが気に入って、あっという間になくなりました。
すーの学校が終業した日はクラスそれぞれに年度終わりを祝います。彼女のクラスはポットラックランチパーティでした。放課後は親切なクラスマムが声をかけてくれて、子供たちは遊び、親もBoxtopを切る作業を一緒にしたり、ワインとチーズをご馳走になったり、と交流。大勢の集まりの中に混じるのはいつになっても苦手です。
翌日はけーのキンダーのためのオリエンテーションでした。生徒たちだけが先生方と部屋に入り、親は外で待ちます。子供の習熟度を確認してクラス分けの参考にされるようです。すーの時はなかった試みでした。さあ、夏休みです!
けープリスクール卒業の五月いろいろ
もうすぐ年度が終わるので、四月末から何だか慌ただしい気分。五月最初のイベントはすーのバイオリンコンサート。授業でスズキバイオリンを習っているその集大成を発表します。週に三十分ですからまだまだ“演奏”とまではいきませんが、ほぼ毎週ボランティアとして付き添っていた身には成長を感じられたひと時でした。
全米日系人博物館でのHello Kitty展は圧巻でした。
まず発見した私が子供の頃のサンリオのラッピング。飽きずにずっと眺めていた記憶が甦り、懐かしくて涙が出そうでした。
何から何までキティの製品があるのです。これはガソリンです。
キティちゃんはリンゴ五個分の高さ(前は三個分だったような?)、すーはリンゴ10個分でした。
現代の芸術家がキティをモチーフに描いた絵たち。
Gary BasemanのPlaydate
Lady Gagaが着た衣装。
こちらはKaty Perry。
最後はツタンカーメンになっていました。何でもキティにしてしまうパワーに脱帽です。
その後あった誕生日会でのミニヨン。
母の日のギフトたちを学校で作ってくれました。
けーは先月上った大阪犬鳴山の絵を描いてくれました。
科学博物館で観たJerusalem 3Dという映画は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の立場から語られ、映像が素晴らしい。“百聞は一見に如かず”でした。連れて行ったすーの友人はジューイッシュなので余計に身近に感じたかもしれません。エルサレムは英語読みではジェルサレムとなります。
ボランティアの回数が増える年度末。今までどおり週一回のファームの手伝いに加えて、先生たちに感謝する週があり、プリスクールでは任意でカードやギフトを、小学校ではクラスマムが企画して毎日何か持っていきます。ある日は各自がお庭や買った花を三本ずつ持ってきたものを花瓶にアレンジするというので、私がアレンジを担当することになりました。写真を撮った時は強風が吹き荒れたため、花が乱れています。
すーにカードを作ってもらいました。彼女のクラスは主担任の先生の他に補助の先生が二人います。
毎年五月の半ばに小学校では資金集めの大きなイベントをします。そのために学校のグラウンドにバウンサーハウスや簡易遊園地が設置されるのはこの辺りではよく見る光景です。一説によると保護者の力を集結させて日本円にして1000万円以上の収益が上がり、それを基にして学校独自の授業(バイオリンやアートなど)を運営するとのこと。微力ながら、登下校時のTシャツ売りやポップコーンマシーンのクリーン(去年汚れたまま仕舞われていた)・・・
デコレーションのカット
クラス用サイレントオークションの品物の寄付などしましたし、Yoくんも設営を手伝いました。当日は土曜日なのですーの日本語補習校が終わってから行きました。彼女のクラスが主催のゲーム。
お友だち家族がホストしている陶芸コーナー。すーと一緒に壺を作りました。クレイを小分けするなどの準備から、指導する陶芸家たちを雇い、釜に運んで焼き上げるまで、相当な労力だと頭が下がります。
Crazy hair or hat day では10本結びを所望したすー。
年度末のせいか、宿題をしなくてよいカードなんてものも出てきました。チームワークで良い結果を出したらもらえるとのこと。
ある日のこと、Yoくんが漢字を教えていたら「あなたの字ってかわいいね〜。まるまっちくて」とすー。
すーの字は確かに角かくしています。
裏千家の大宗匠がLACMAで講演されました。
御年92歳とは信じられないほど、しっかりとされていました。70年に渡る日米間の平和に対するお献茶と大使夫妻をはじめとする賓客へのお点前。大宗匠のお点前を拝見できるとは本当に嬉しいことでした。講演もご自身と楽茶碗の繋がりについて、ろくろを回す身振りも入れながら、わかりやすく話してくださいました。
LACMAの近代館に新しいアートがありました。Kiki SmithによるJersey Crows。
放課後クラスのShakespeare Totsの発表会の様子です。赤いドレスがMrs. Capulet役のすー。
先生方がボランティアをした親たちを招待してくださいました。
アセンブリーで表彰された後、ブランチをご馳走になります。
甘いものだけ、持って帰っていただきました。
けーがプリスクールを卒業しました。気持ちの良い教会にて。
一人ひとり卒業証書を手渡され、将来の夢を聞かれます。
宇宙飛行士になりたい、としっかり文章で答えることができました。八月からは義務教育でキンダーガーテンに通います。平日に一緒に過ごす時間がなくなるのは、嬉しいやら寂しいやら。私の子育て生活も一区切りとなりそうです。
四月
駆け足で四月の記録です。けーはプリスクールのクラスでも誕生日お祝いをしてもらいました。冠を作るのが上手な先生で、これはけーリクエストのスパイダーマン。⇒
プリスクール恒例のTrike-A-Thonで自転車レース。わが家族は今年で最後です。
たまにドレスを着たくなるけー、おもむろにスパゲティーストラップのフリフリワンピースを着用しました。
すーは今期の放課後プログラムにShakespeare Totsを選びました。読んで字の如く、小さな子供がシェイクスピア劇をするのです。演目はロミオとジュリエット。ジュリエットのお母さん役だそう。
二人で小学校内を歩いている様子、諍いもあるけれど仲良くて嬉しいです。
ある日の放課後はお友だちの誕生日会、お家の前にゲームトラックがやってきました。私も成り行きでWiiに初挑戦。ボウリングとアーチェリー、楽しかったのですがある程度時間が経つと頭がくらくらしますね。
三週に一度届く宅配野菜のメニューにゼンマイがあったので頼みました。Fiddlehead fernと言います。生のぜんまいの調理方法が分からなかったので検索すると、Martha Stewartのサイトで簡単レシピが出てきました。子供たちにも受けましたし、私も春の味覚を食べられて嬉しいことでした。
LACMAで開催中のRaku展、素晴らしいです。殆どが京都の楽美術館から運ばれていて、ロサンゼルスでここまでの楽さんの焼き物が見られるとは、感動です。長次郎から始まり歴代、もちろん当代と跡継ぎの方のお茶碗もあり、光悦の村雲、乙御前まで。
楽展の期間中の週末のみ表さんと交代でお茶のデモンストレーションをしています。一日お手伝いさせていただき、良い勉強になりました。Yoくんと子供たちも運よく席入りでき、特にすーには歴史的なことを含めてレクチャーの内容が染み入ってくれていることを願います。
自分用、着物の記録です。
日本旅行(京都編)3
普段殆ど雨が降らないLAに住んでいる彼にとっては、雨も嬉しいことでした。このためにわざわざ、普段使うことが滅多にない長靴と傘を持ってきたくらいです。この日は市バスから地下鉄に乗り換えて、夫の本家筋のお墓参り、ご先祖さまにご挨拶しました。
その後、蹴上のホテルで母と叔母とお昼ごはん。叔母とは久しぶりにお話できて貴重な時間でした。けーはまたお祝いしてもらいました。
大学勤務時代の懐かしい同僚も会いに来てくれて、短い時間でしたがお話できて嬉しかった。
お茶の先生にご挨拶、七八年ぶりくらいでしょうか、お目にかかれて嬉しいことでした。けーは初めての四畳半、しっかり振る舞えました。ここでなぞなぞ。これは何と読むでしょう?最後の読みにくい字は「合」です。
翌日には京都にさよならし、電車を乗り換えて大阪の犬鳴温泉へ。
関空の近くにこんな鄙びた場所があるとは。。。
行者さんが修行する滝なんかもあるそうです。
けーがぶれぶれの親子写真を撮ってくれました。
弟家族も一緒に宿泊し、けーは従妹ちゃんと仲良く遊びました。こんなこと滅多にないので(初めてかも)、微笑ましい。
弟にもしっかり遊んでもらいました。
憧れの温泉です。
翌日は近くのホテルまで叔父も来てくれてランチ。一駅だけラピートに乗れて、けーは大喜びでした。
ここでも祝ってもらったけー。よしこさん、本当にたくさんのお祝いの場を設定してくれてありがとうございました!遠くに見えるのは関空です。
ドリームライナーで帰ります。二人席でゆっくりできて良かったです。
LAXでは二人分の荷物をけーが運んでくれる一幕もあり。頼もしくなってきました。
ぎっしりと詰まった一週間でした。お世話になった方々、ありがとうございました!けーは日本が気に入って「いつかすみたい」と言っています。玄関の入り方、和式トイレの使い方、日本のお風呂の入り方をはじめとする日本の風習やいろんなことを吸収して、少し成長したかな。次は家族で帰りたいと思います。